こんばんは附木です。
最近は季節の変わり目なのか、それとも家庭環境が佳境()だからなのか、はたまた気圧変化からなのか、呼吸が苦しくなることが増えてきました。
会社員時代にはそんな理由で休めるはずもなく、唇真っ青にしながらorぶっ倒れるまで働いていたものですが・・・・・・。
フリーランスになって、体調と相談しながらお仕事できるのがありがたくって仕方がありません。
のんべんだらり、本を読んで意識を切り替えながら楽しんでお仕事をしています。
さてそれは置いておいて。
今日、見かけて「それだ!!」って思ったことがあるんです。
それがこちら
いつだか、小説家の恩田陸さんがインタビューで「寡作で傑作を出すのは当たり前、とにかく平均点以上を維持したまま量を出しまくり、完璧でないことの辛さ・惨めさに耐えてこそプロ」みたいなことを言っていた。俺はその言葉が物凄く好き
— 九月 (@kugatsu_main) March 3, 2022
「完璧でないことの辛さ・惨めさに耐えてこそ」
ウワァ〜〜〜〜〜〜〜!!!それだーーーーーーーー!!
いろんな案件に携わらせてもらっている中で、
いろんな方向性のなかで戸惑い、
様々な選択肢のなかで悩み、
そのなかで出した決断(ちょっと前ならこれでよかったはず)にNoが突きつけられ、
いったいなにが正解なんだ〜〜〜!!!ってなっていたんです。
なんでうまくできないんだろう?なにがいけないんだろう?なにが違うんだろう?
そんな疑問が、気にしまいとしてもずっとまとわりついてくる。
そんなときに、このツイートを見かけて「それや!!!」ってなったわけなんです。
他の分野のことはわかりませんが、ひとまず文章執筆においては「これぞ正解!」というものがないじゃないですか。
なんにでもPREPを使えばいいわけじゃないし、なんにでも詳しくわかりやすく書けばいいわけでもない。
クライアントさまごとに目指す記事のイメージは違うし、そこに関わる人の数だけ選択肢・可能性がある。
ぶっちゃけ、真剣に向き合おうとすればするほど苦しみも達成感も自分の武器・引き出しも得られる場所だと思う。
よく「文章に赤を入れられても、それはあなたを批判しているわけじゃない」というけれど、
文章はその人の経験・選択したもの・考え・わかりやすいと思う言葉選び(全員共通ではない)…つまり人生みたいなものから生まれたものだから、痛みも恥ずかしさも伴うものだと思う。(だけど、論理に基づいた赤入れならその人のために必要だ)
それを理解したうえで、(編集者さんやクライアントさまのため、ひいてはその先にいる読者のため)完璧な記事を目指し、でもそれはなかなか難しくて、そのギャップや難しさに、辛さや「完璧にできない自分」という惨めさと向き合いながら今日も執筆を勧めていく……
そんなときにそんなん言われたら、めちゃくちゃそれな(クソデカボイス)ですよ。
当然、小説家とライターは違うので「寡作で傑作は当たり前」には行けないわけですが(寡作では食えないので…一部のライターさんは違うかもですが…)おそらくネタ出し・執筆箇所に触れられているであろう「完璧でないことの辛さ・惨めさに耐えてこそプロ」部分がしっかり刺さりました……。
また、謙虚に真摯にがんばろう。
それでは、また。