こんばんは附木です。
今日はなんとなしに「料理と執筆って似てない? 」って思ったので纏めておきたいと思います。
何を言ってるんだこいつは? と思った皆様、……それな
目次
1.献立:KW選定、テーマ設定
まずは献立を決めるのはKW選定、テーマ設定に似てるんじゃないかと思いまして。
今日は和風にしようかな。洋風がいいかな。温かいのがいいかな冷たいのがいいかな。
そういうのって、テーマどうしようかな。文体どうしようかなっていうのに通じる気がするんですよね。
私はKW選定をしていないのでテーマ設定のみでしか言えないんですが、
- その日の気分によるところが大きい
- その時に書き(食べ)たいものが浮かぶ
- 何を書い(作っ)たら喜ばれるかな
- 好みが分かれる
とか共通点なんじゃないかなぁと。
それで言うと私の場合完全に一人暮らしの男料理なわけなんですが。
実際の料理もそんなもんなので意外に本当に通じてたりして。
好みが分かれるっていうのもそうですよね。
このジャンルは得意だけどそっちのジャンルはちょっと、っていうのが食事にも調理にも執筆にもある訳じゃないですか。面白い。
2.買い出し:クライアントとのすり合わせ
献立が決まったら次は買い出しですよね。
メニューを確定させて、それに要するものを決めて購入するわけで。
この段階はクライアントとのすり合わせと合致するのではないでしょうか。
- 納期、報酬のすり合わせ
- 執筆テーマ、文字数の確認
- 章立ての確認
- 受注
いってしまえばクライアントは発注記事という買い物リストに合わせて納期や報酬、章立てに執筆テーマ、文字数を決めていくわけで。
ここまで決めて、〇〇を作ってくださいねーって表に出すのが発注にあたるんだと思います。それを我々ライターが見つけて立候補するわけですね。
直接依頼の場合はシェフの料理やお気に入りのお店の料理を食べに行くようなものでしょうか。
3.具材の下準備:リサーチ、情報収集
さてじゃあメニューが決まるといよいよ調理(執筆)に取り掛かります。
まずは必要なものを下準備していきますよね。切るものは切って纏めておくとか。
人によっては調理しながら準備していく人もいるので絶対そうだとは言えませんが。
その下準備を、執筆でも行ってはいませんか。
前項で章立てをしていなかったらここで章立て、大体何を書くか決めて、それに関する情報を調べていく。
そうして調べたものを、頭の中で整理整頓してわかりやすいように調理(執筆)順に並べていくわけです。
特にまだ不慣れな頃には重要な工程だと言えるところも似ていると思います。
きちんと下準備をしていないとうっかり焦がしてしまったり、事実と違うただの思い込みを書こうとしてしまったり。おんなじですね。
4.調理:執筆
さてここまできたらもう準備しておいた食材(情報)を、自らの手で調理していくだけです。
大抵は実際料理をするときは一人で食材に向かいます。執筆もそう。
そしてその料理や執筆された文章にその人の経験や主観(味覚)が影響を与えるのも似ているとは思いませんか。
そうそう、家庭の味でその人の置かれてきた環境が影響してくるというのもありますね。執筆もその人のそれまで置かれた環境が影響してきますし。
5.蒸らし:加筆修正、推敲
ここはやる人やらない人と分かれますが、やった方が仕上がりが美味しい(綺麗、上手い)ものになるのは共通ですよね。
お米を炊くでも、余熱で熱を通すでも。数時間経ってから文章を加筆修正するのも同じ作業だと思うんです。
後々からじゃないと気が付けないもの、どうしても時間をおかないと出ない味、それぞれありますからね。時間というのは偉大です。
6.盛り付け:タイトル
盛り付けって、一瞬で「美味しそう! 」って思って貰えた方が良いじゃないですか。実際食べてみたらおいしかった、というよりも見た目にも美味しそうなものの方が食べて貰えるはずです。
タイトルも同じなんじゃないでしょうか。
ぱっと一目見て、「面白そう! 」「この記事には答えがありそう! 」とわかるものの方が、読んでもらえるのは確かですし。
そう考えるとタイトルは滅茶苦茶重要なポジションにあることがわかりますよね。
7.いただきます:納品
ここまでくるともういわずもがな感がありますね。
食卓に並べる=納品です。主婦の皆さんの成果の納品なんです。
皆さんいつもお疲れ様です。
まとめ
料理と執筆は似ているということをつらつら書いてみました。
あとこんがらがるので書きませんでしたが、小説も同じだと思うんですよね。同じ執筆作業なので当然かもしれませんが。
しょうもないものかもしれませんが少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
それではまた、附木でした。