こんばんは、附木です。
本日は珍しく執筆をしていません。お休みです。無理は禁物……。
さてさて、このブログを見かける方の中には仕事関係で悩んでいらっしゃる方も多いようです。本日は「私が仕事を辞められた理由」をお話ししたいと思います。
目次
1⃣ 一社目、私が登録販売者の仕事を辞められた理由
1.労働環境・人間関係
私の勤めていた会社では、ひと月単位で異動が出ました。一か月で異動。数か月してまた異動。店舗運営のルールも店ごとで大幅に異なり、異動の度その『店舗ルール』に順応しきれずパートや先輩社員になじられる日々でした。
やはり、それだけ社員が異動するとなるともう、パート・社員間のパワーバランスが凄い偏りを見せるもので。ベテラン店長で漸く店を御しきれる……そんな所を転々としました。それに、残業も多く、心身ともに疲労困憊。
そんな環境で人材が定着する訳もなく。同期も転職し、私も精神をすり減らす日々に嫌気がさし、とどめに受けたパワハラをきっかけに鬱状態になり退職を願い出ました。
<良くある話だけど、それでなんで「辞められた」理由になる訳?
というのもですね、途中で一度、とても環境の良い店舗に配属されたことがありました。その頃はただ楽しく働いていたのですが、後々辛い店舗にいる時に振り返ってみれば、なんだ、馬鹿馬鹿しいな、って。
なんで楽しく仕事して帰れる店舗もある中で、こんなにパワハラ受けて食事もとれないまま働いてんだろ、って思いました。(その時の食事は無味で、ほとんど食べられていませんでした。)
幸い、登録販売者という強い資格を取得済みだったので、この資格があればきっと次の職場も見つかる、資格は強い。そう思えたのです。
つまりまとめると、職場環境が辛い→優しい→辛い→辛い→優しいの繰り返しでメンタルがぼろぼろにされた+客観的に見て、素直に馬鹿らしい、生産性が無い、と割り切れた+このまま定年まで働くのは無理だと思えた。
つまり、自分の置かれた立場を第三者視点で振り返る、それが重要なポイントだったのです。
2.責任の重さ
店舗には様々なお客様がいらっしゃいます。店員を薬剤師、はたまた医者だと思っている方。一類、要指導医薬品、病院の処方薬に関しての質問をされる方。
そういった方への対応も非常に頭を使います。きちんと質問には明瞭に答えて差し上げないと。だってこの方はこの資格を持っている人間を頼ってわざわざ来てくれているんだから。今思えば、そういった思いが自分を追い詰めていったのです。
周りからは考えすぎだ、今ある知識で答えればいいだけなのに、とは言われますが実際接客する側としては妥協ができませんでした。
そこで、
休日と帰宅後を勉強の時間にするべきだった!✨
そう思ってしまったんですね。もちろん、休みなく仕事関係のものをして耐えられるべくもありません。その責任感に、押しつぶされ自信を無くし、ここに白衣を着て立つ資格はないと思ったのです。これが、辞められた二つ目の理由です。
あ、あと付け加えるならば。ドラッグストアは、資格者がいないと店を開けられません。急な体調不良による欠勤、遅刻が許されない場です。嘔吐、鼻血を出しながら出勤した店長もいました。それも理由ですね。
3.果てしない勉強の日々とプレッシャー
これは前項のおまけみたいなものですが。上記のようなプレッシャーに押され、教材を買い求め、自分で学んでいきました。
しかし実際薬の勉強など、仕事の片手間独学で底が見えるほど浅くはありません。いったいどこまで勉強すればいいんだろう。この先どうなるんだろう。そんな漠然とした不安に圧迫されていきました。それに耐えられなかった。逃げるようにして職場を去りました。これが辞められた三つ目の理由です。
4.決断
そしてとある日。勤務中に、親族の訃報が入りました。その時勤務していた店舗は店長のみならずパートまでもハラスメントをしてくるような店舗です。
幸い、その日は他に資格者がいました。店長に連絡を取って、早退の許可を貰い、すぐに帰る準備をしました。——もちろん、自分の抜ける穴をカバーしてくれる人にはひとりずつお願いして頭を下げて頼んで周りました。
そして帰る背中にかけられた言葉が
「そんなことで早退するなんて。」
悔しくて悔しくて、また、このままでは家族に何かあった時も駆けつけてあげられない——そう思い、ここにはいられない、と決断しました。
2⃣二社目、事務を辞められた理由
1.労働環境・人間関係
厳密に言うと、まだ退職してはいないのですが綴っていこうと思います。
前職と違い、今回はただのイチ事務員です。OJTの先輩も優しく、徐々に慣れ、上司からお褒めの言葉を頂けるまでに努力をして勤めていました。
しかし、ある時を境に一変します。言葉がきつく、苦手な後輩と職場を共にすることになったのです。それは仕方がありません。たまに配置換えも必要です。
しかし、何度どうしても合わない。ものも投げて寄越されて怖い、離れたいと上に相談しても何も変えられず。ストレスから体調を崩しても「仕方ないね」の一言。喘息持ちだと伝えてあるのに毎日の埃の清掃の仕事を任命される、相談で苦手な後輩と一席だけ間を開けておきたいと相談すればすぐ上役が出てきて休職か退職か選べという。
……頑張ってたのって、なんだったのかなぁ。踏ん張りがきかなくなりました。いらない人間だったんだ。
2.体調
そうした環境で働いて、およそ四か月後にはまともに働けなくなっていました。
笑顔が作れない。涙が止まらない。過換気症候群が出る。手足が震える、吐き気が止まらない寒い暑い……。
出勤中も、血の気が下がり電車から飛び降りホームでえづく。呼吸ができなくなって動けなくなる。ざらでした。
このままだと、自殺する。どう考えたって、働いていけない——。そう感じて、メンタルクリニックにかかり休職期間をもうけました。
3.診断
そんな状態で下された診断は、適応障害、それによる抑うつ状態、というものでした。
あぁ、思い出すだけで手が冷えて吐き気がこみ上げてくる。もうしまいにしましょうか。
3⃣まとめ
要するに、この二社における仕事を辞められた理由(決断できた理由)としては
・客観的に自分を見ること
・もう無理だ、がんばった、と自分で認められたこと
・ワンクッション(資格、休職期間)を挟めたこと
それが挙げられると思います。
無理せず働いて生きましょう。
私は休職してもうそろそろ三カ月たちますが、未だに仕事につくことが怖いです。本当に本当に怖いです。
こうなる前に、無理せず、適度に自分を甘やかして生きましょうね。まだまだ先は長いですから。
それでは、暗い過去話になってしまいましたが。附木でした。
明日は明るい話題で行こうと思っています。おやすみなさい。(眠れるかな)