文字版ラジオ定期便

抑鬱・適応障害を抱えるウェブライターのブログ

映画『アマデウス』感想

こんにちは附木です。

 

今日は映画を紹介しますよー!

それは1984年制作の映画「アマデウス

https://www.amazon.co.jp/s?k=%E6%98%A0%E7%94%BB+%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9&hvadid=386855020532&hvdev=c&jp-ad-ap=0&tag=yahhyd-22&ref=pd_sl_644sgrn22b_e

 

 

はじめに

私はFate/Grand Orderサリエリを知りこの映画に辿り着いたのですがこれがまた……いい‼‼アカデミー賞も8部門受賞している作品なので、中にはご存じの方もいるのではないでしょうか。

本編が3時間と長めではあるんですが、ぜひ見てもらいたい。その一心でパセラで友人にこもりきりで見てもらったこともあります……。

 

さて。この映画。魅力を三つあげると

 

①音楽

サリエリからアマデウスへの感情の揺れ

③色気のあるサリエリの演技

 

ですね。

 

もうなんかすごい。色々凄い。お恥ずかしいんですが(そして多少ネタバレありますが)当時のメモが大変なことになっているんですよね。それが下です。

                  ↓

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アマデウス当時のメモ 雑多としている

 

……とんでもないことになってますね。何かが爆発していますね。

では①から見ていきましょう。

 

①音楽

音がね、とにかく良いのです。作中の曲全部流してほしいと願うほど……。音楽はほぼ初心者なので詳しく解説したりすることがかなわないのが大変口惜しいです。

是非イヤホンで、あるいは音響設備の整っている雑音の入らない場所で鑑賞してほしい。声楽もすっばらしく突き抜けるような綺麗な歌声で、演奏シーンや練習シーンの声すらも気持ちよく響いて素晴らしい。

今改めてパッケージを見て気が付いたんですが、アカデミーの音響賞をも受賞しているんですね。

 もうなんか無知を晒すだけなのでこの辺にしておきますが……これだけは言わせてください。音楽が、良いぞ。

 

サリエリからアマデウスへの感情の揺れ

ここが大変良いですね‼上の画像でも良くわちゃわちゃ書いているのがこの辺かと。

初めはサリエリにとってアマデウスは憧れ……正しい意味においてのアイドルだったのです。それが狂い信仰を捨て殺しに至るまでの複雑な愛憎劇、いろいろと考察のし甲斐がありますね。

 

初めて相まみえるときににこにこして歓迎のマーチを作るサリエリ……

それをけちょんけちょんに言われながらも笑顔でなんとか流すサリエリ……

「あの高笑いは奴ではなく神のあざける声なんだ」と信仰を捨てその神の創造物たるアマデウスへ向かい始める憎悪……

 

しかし彼の作る音楽を愛し劇場へ通い詰め、アマデウスの公演に関してのみ「奇跡」という言葉を使うだとか、書かせているレクイエムを最後には書き上げるのを自ら手伝っちゃったりして……彼自身は嫌いも嫌い、大嫌いだが彼の作る音楽だけは愛してやまないその愛憎入り混じる複雑な思い!

アマデウスを言う時には小男、クリーチャー、下品とかいう言葉使ってるのに……

 

この複雑に絡み合った感情、最高に人間らしくて素晴らしいですね。その感情の間を揺れ動くのが、見ていてずっと何かが爆発しそうでした。

 

③色気のあるサリエリの演技

 最後の項目はこれです、サリエリの色気。なんとも形容しがたいあの色気。なんなんでしょう。

優雅な立ち居振る舞いをしているのにお菓子つまみ食いしちゃう子供っぽさにギャップを感じているからなんでしょうか。

何か大切な思い出を語るとき、何かを約束するときすっと胸にあてる手の優雅さでしょうか。

それとも「甘い調べ」「ぎこちない響き」などの音楽を評する時の言葉のチョイスでしょうか。

 

サリエリを演じてくださったF・マーリー・エイブラハムさん……ばっちり適役すぎます……素晴らしい……。

彼の出演作品はアマデウスしか見たことがないのですが、今後ほかの……そうですね、「薔薇の名前」とか「小説家を見つけたら」とか見てみたいですね。やはり色気のある演技をされるのかそれとも、ガラッと変わった演技をされるのか。楽しみです。

 

 終わりに

さて、長くなりましたが。映画「アマデウス」大変良かったです。本の「サリエーリ 生涯と作品」を取り寄せてあるので、これからの京都旅行のお供にしたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました!