こんばんは附木です。
世間はもうGWに入っていたのを忘れていた典型的在宅ワーカーです……。
さてそんなわけで、明日行こうと思ってたけど税務署やってないやと今になって気が付いたその理由——開業届についてまとめていきたいと思います!
1.開業届とは
正式名を、個人事業の開業届出・廃業届出等手続といいます。
所得税法第229条により
と規定されており、つまりは新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき、もしくは事業を廃止したときの手続のことを言います。
事業所得がある場合は提出しなければならないものなんですね。
本業でライターやっている方もこれ、知らない人いるんじゃないでしょうか……。
(参照:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁)
2.開業届はどこで手続きするの?
これはもちろん、国税庁まで行く必要はありません。
単に「納税地を所轄する税務署長」……つまり事務所のある地域の税務署に届出を出せれば良いんですね。
つまりフリーランスwebライターであれば、自宅のある場所の地元の税務署に行けば良いわけです。
提出方法も、ネットから必要な用紙を印刷してから
- 持参による提出
- 送付による提出
と、好きな方を選べるわけです。
実際に行かなくても済むのは待たされる心配もなくていいですよね。
送付が可能と言うことはもちろん、手数料は無料。
事業の開始から一か月以内に提出する決まりではあるみたいです。
しかし実際、開業届を提出していない人や、期限をオーバーしてから手続きを行う人も多くいるようで、あまり厳密なものではないのかもしれませんね。
しかし期限を重視しているところもあるらしく……? 申請年度にもよるのでしょうか。しかし期限内に手続きしておくに越したことはなさそうですね。
退職後の確定拠出年金の扱いはエグいですよね。/ そういえば「開業届」を出すの忘れてた!のでさっき出してきたけどなんか期限があったらしくて初年度の『青色申告』は断られたよ(+年金免除申請もしてきた) : pskのblog https://t.co/SF88yLopWw
— イケハヤ@YouTube登録22万人 (@IHayato) 2015年10月23日
開業届には期限が無いというツイートもちらほら。
FF外から失礼します
— けんた@税金×動画編集×ファッション (@wHZyrD0o2TciFZ4) 2020年5月1日
システムをちゃんと見てないのですが、開業日がどうしても必要でしたら今から開業届けを提出すればいいと思います。
開業届という書類は提出期限がないので、いつ出してもOKですよ🙆♂️
各都道府県にも提出が必要なんですね!ただ郵送手続の書類には特にそういったものの添付はないので、税務署の方で手続きしてくれるのかな?
個人事業主になられた方は
— 長田和虎 (@osa_tiger) 2019年12月25日
税務署に開業届は提出したかと思います。
知ってるとは思いますが
あともうひとつ、提出すべき書類があります。
それは各都道府県に 事業開始等申告をしなければなりません。
期限は場所によりけりですが、まだ提出されてない方が居ましたら
早めに提出しましょう。
3.開業届を提出するメリット
さて、届出を出している人も出していない人もいるようなこの開業届。
提出することでどういったメリットがあるのでしょうか。
メリットとして以下のものが挙げられるでしょう。
- 青色申告ができるようになる
- 屋号で事業用の口座を設けることができる
- 確定申告書が届くようになる
- 小規模企業共済事業に加入できるようになる
青色確定申告による控除は有難いですよね。
確定申告書がきちんと届くようになるのも、法や税に疎い人間には有難いサービス。
小規模企業共済という制度も、退職・廃業時に共済金でお金を受け取ることができたり、低金利の貸付を利用できるようになったりと色々とお得な制度のようです。
(参照:制度の概要|小規模企業共済(中小機構))
これはなかなかに便利。出しておいて損はないですね。
4.まとめ
- 新しく事業を開始した時には、一か月以内に届出を提出すること
- 税務署へ持参あるいは送付にて申請すること
- 税務署と合わせて都道府県にも届出を出すこと
- 届出をしておくと青色申告による控除、屋号での口座開設、小規模企業共済に加入できるというメリットがある。
それでは以上、簡単ではありましたが開業届にまつわる手続方法やそれによるメリットを調べてみました。
私の場合丁度一か月前、4/4に退職したのでGW明けに真っ先に手続きに行かなくてはならなくなりました笑
今の内に調べておいてよかった!
皆様もばたばたしてしまわないよう余裕をもってお手続きくださいね~!
それではまた、附木でした!
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